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Hasbro
タカラトミー
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2〜4人用
30分
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スターウォーズ・フォースの覚醒モノポリー
駿河屋で購入
この銀河系間にスターウォーズ銀河を征服、高速トレーディング・プロパティゲーム、モノポリーのハイパードライブバージョン!
あなたは反乱や帝国側で再生することができ、あなたの使命は、あなたが宇宙を支配することができるように惑星を征服し、拠点を構築することです!
強力なフォースカードは、あなたの運命を変えますが、一つだけ勝者が存在することができます。すべての惑星が所有されると、ゲーム終了です - フォースがあなたと一緒であれば、あなたは究極の勝者になるでしょう!
レビュー
ディズニーが版権を取得して以来、世の中にはスターウォーズ関連があふれかえっている。スターウォーズモノポリーは昔、発売されたが中身は本家モノポリーと同じであった。今回発売されたフォースの覚醒は、モノポリーにしてはかなり意欲的な改造がなされているので、安くなったのを機会に購入してみた。
こたとmiaとの3人プレイにて。
今更モノポリーのルールを書いてもしょうがないので違いだけを書く。つってもかなりあるな。
帝国軍、反乱軍とのチーム戦のようでいて、最後は個人戦(意味不明)
ぞろ目が出ても再度手番を行わない。
交渉なし。
刑務所に入ってると、お金を徴収できない。
建物なしで基本徴収料のまま。独占すると2倍になるだけ。
味方が止まると半額だけ徴収。
破産なし。お金が足りない場合は、一番高い土地を相手や銀行に譲る。
全ての土地が買われたらゲーム終了で、帝国、反乱の土地が多い方の、土地が多いプレイヤーが勝ち。
カードは帝国軍カード、反乱軍カードとなり、それぞれフォースカードとチャンスカードとして利用する。
フォースカードは手札にして、いつでも使える。
BountyHunterマスは、空き地や他人の土地を無料で奪えるという強力なマスが加わった。
HyperDriveマスは、次のHyperDriveマスまでの空き地に停まるが、なければさらに次のHyperDriveマスまでの空き地を探していく。
こういった変更のおかげでプレイ時間の公称は僅か30分である。
あの3時間近く掛かるモノポリーが30分とはなんという時代にマッチした改良なのか。
円形ボードに権利書カードがなく、ボード上にチップを置くことで自分の土地を示す。チップは表裏でマークが違い、それぞれのプレイヤーと区別できる。
わしとこたが帝国軍、miaが反乱軍にてキャラクターを選定。
これは前もって知ってた事なのだが、帝国軍のキャラはダースベイダーとカイロレンなのに対して、ルークとフィンだ。フィン?
あの黒人のストームトルーパーの奴だ。むちむちボディの首もとにストームトルーパーの戦闘服が食い込んでたあのフィンがレイを差し置いてフィギュア化されてるのだ。
見た瞬間、うゎあ、ストームトルーパーって食事規則もなくゆるゆるやねんなあ、と視聴者に思わせたあのフィンである。
そしてさらに、ライトセーバーって、誰でも使えるんやなあ、と視聴者に思わせたあのフィンである。
この件は、アメリカでも物議を醸し出し、あまりの反響の大きさからHasbroはレイのフィギュア化を進めているらしい。
意外とテンションあがる! 買う時はマスの金額、貰うのは六角形のところの金額だ。独占するとこれが倍になるだけ。
今回は3人プレイなので、1人プレイヤーが不利となるので、最初に貰えるフォースカードが3枚から6枚となる。
ゲームスタート。
mia「このフォースカードめちゃくちゃ強いじゃん」
わし「確かに」
これがフォースカード。上が赤色が帝国軍のフォースカードで、反乱軍がこのカードを山から引いた場合は、チャンスカードとなり下の効果をすぐに適用するというふうに使う。
とりあえずサイコロを振って進んで、土地を買うてを繰り返す。
帝国軍プレイヤーが引いた帝国軍カードはフォースカードとなるが、反乱軍カードはすぐに実行されるチャンスカードとなる。
わし「好きな土地を買う」
そういうカードが多いから、これ30分で終わるんかという疑問がすぐに氷塊する。
どんどんと土地が買えるように出来ているのだ。
さくさくと進んで土地を購入していく。ちなみにハイパードライブやカードで移動する場合は給料を通っても貰えない。
mia「じゃあ、フォースカード使う。100ドルずつ頂戴」
わし「お断りだ! 拒否のフォースカード!」
mia「そういうカードがあるのか」
そしてわしが2番目に高額な土地を独占した時に事件が起きる。
mia「じゃあ、退避! フォースカード。その惑星にある基地を全て取り除いて」
わし「へ? 何それ。全部取り除く?? ちょっと貸して」
あまりにも強烈な効果なので思わずカードに間違いがないか確認する。
わし「あ、あ、阿呆か!!!」
わしの1000ドルが一瞬にして消え失せた。
この緑のゾーンはモノポリーで2番目に高い土地グループである。それを独占してたのだが、一撃で吹き飛ばされた。
ちなみに土地の名前は惑星の名前となっており、すべてスターウォーズに出てくる惑星だ。たぶん。
こんなきちがいみたいなカードがあるんやったら、拒否カードを置いとくべきやった。
最初はさくさく出来て思ったよりは楽しいかなと思ってたが、これで一気にやる気が失せた。
もう挽回は無理。手元には10ドルしかない。
止まっては、自分の土地が奪われていくだけ。
また給料の200ドルも通過したとおもったら、税金200ドル支払えのマスに止まったりと10ドル生活は続く。
30分過ぎた頃、だれ始めた。
mia「ほとんど停まってくれない」
空き地に停まる指示が多いので、他プレイヤーからの徴収が少ないのだ。
そしてこたが、例のカードを引く。
わし「これ、使うとお前の土地を吹っ飛ばせんねんけど、そうなると終わるのが伸びてしまうからやらんとく」
そうして全ての土地が買い占められゲーム終了。
あのフォースカードを使わなかったのでmiaの勝利。
所要時間40分
見ての通り、青色がぶっちぎり。
miaのコメント
全然停まってくれないし、単にサイコロ振ってるだけやった。
ソマーリオ
ふざけすぎ。あの一発でゲーム終了。
それどころかあのカードのおかげで場が一気にデフレ化し、もう一度使おうものなら、お金がなくなって、誰も土地を買えなくなるとこやった。ぐるぐるぐるぐると廻ってサラリーを貰い、停まるのを期待してひっじょーに退屈で無駄な時間を過ごす事になる。
あのクソカードが全てを台無しにしている。
という訳でそのクソカードを無くした場合を考えてみる。
従来のモノポリーでは、相手が停まった時の破壊力を楽しむために、いそいそとホテルを建てていく。
相手からお金を巻き上げる快感、お金が足りなくて抵当入りさせた時の快感、これこそがモノポリーの醍醐味である。その他の交渉だらなんだらは、全ては相手から巻き上げる為の手段に過ぎない。
確かにえげつない話なのだが、人間の競争本能を刺激したシステムであるのは間違いない。
ただし当然、勝ってる人が気持ちよくなるという事はそれだけやられた方は気分が悪くなる。また負け抜け方式のために非常に時間が掛かる。早々に負けた人は退屈だ。
モノポリーは古典だけあって、そういったプラスの面もマイナスの面も熟知されており、そのプラス面には目を瞑りマイナス面をなくした意欲的な作品が本作品である。
サイコロによってままならないモノポリーに、カードやマス目の移動を加える事で、あっという間に空き土地を埋めてしまう=ほとんど停まってくれないとなっている。
基本的にサイコロを振ってマス目を埋めていくという少々退屈な作業となるのだが、30分程度であるならばだれずに楽しむ事は出来るだろう。
またフォースカードを使って、相手の土地をうばったりするというのは小学生レベルにしたら結構楽しいように思う。絶対に強いカードは作らないコンセプトのマジックザギャザリングに対して、小学生に人気のあったのはカードの強弱が定かな遊戯王カードゲームだったのと同じ理屈だ。
ただここまでやるなら、キャラクター別のフォースカードがあっても良かった気がする。
miaの評価はとても低いが、あのクソカードさえなければ、収束性も良く、意欲的なところも考慮にいれると悪くないように思う。まあ、あとはフィンではなくレイが必要だと思うけど。
日本では思いっきりたたき売りになっており、ドイツのカードゲーム1個と同じくらいの値段なので、試しに買うてみるのも良いと思う。
少々びっくりするのは、タカラトミーなのに、パッケージは思いっきりHasbroの英語版で、タカラトミーのロゴさえ入っていないところだ。これが原因で日本ではたたき売りになってるんちゃうかな。
中身はルールは日英2種類入っており、カードは日英表記、ボードは英語表記だ。ボードも日英表記にせんとあかんでしょと思う。