Dirk Henn

Queen Games

2〜6人用
90分

ショーマネージャー

ルール説明

能力の違う俳優をスカウトして、リア王、クイーニーなど4つのミュージカルを成功させるゲーム。俳優にははまり役とかなんでもこなせるが能力が低い人とかがいる。各ショーは演目ごとに他のプレイヤーと出来を争って勝利点を競う。

プレイ感

恥ずかしながら、ずーっとずーっと前に普通に買うて以来一度もやった事がなかった。何時の間にやら絶版となってオークションで高値がつくようなゲームになった。ふーむ、光陰矢のごとし。ってか早よやれよって感じですな。理由があって、タイルの直接鉛筆みたいなんで数字を記入するようになっている。貧乏性の俺はこれが嫌でずっと温存してた。そういうゲームは他にダンプフロスも該当する。

そしてようやくTAM、MIRU、ぴの、兄貴の5人でプレイした。

序盤いきなり、超大物ショー6人も必要なバレエをマネージメントする事になった。何故かと問われれば間違ってバレエにしか使えんグラサンの兄ちゃんを取ってしまったからだ。安かってんもん。。。


左から二番目がワシをバレエに走らせた張本人である。エルビス系であるが、このおっさんはバレエのなんちゃらという役柄しか出来ん奴である。が、その能力は桁外れに凄いのだ。このゲームでは手元の俳優ストックが2枚しか持てないので、このおっさんを先に取ったが故に1枚死に札となるのが嫌でバレエを先に完成させる事にした。結局、豪華絢爛、見事なメンバーでバレエを公演する事が出来た。最も勝利点の高いNY公演じゃああ!!

NY公演を見事大成功させたワシはすでにスーパープロデューサーという異名をかいはじめた。バレエ部門ではワシに勝てる奴はおらんはず。

と、そのとき、やたら手札を溜めてる奴がいた。

ぴのだ!

ちょ、ちょっとまって。それ、手札オーバーちゃうん??

手札をみると9枚持ってる。最高のバレエ公演6人+予備2枚で、ルール上最高8枚までしか持てん筈やねんけど??

※ 手番になると俳優をスカウトするか、公演するかのどちらかを必ずしなければならない。そして予備は2枚だけなのだ。

いきなり、チョンボかい!!

しょうがないのでゆるした。たくもう!!


これがスカウトボード。左から順番に値段が安くなる。雇った部分を埋め合わせるように値段が下がっていき、一番右は無料である。グラサンのまるでぴゅ〜っと吹くジャガーのビリーのような俳優は無料やったのだ。

あちこちで公演をし始めるもわしのバレエ公演は大きく、他を大きくリード。このゲームのよう出来てるところは、NY公演は確かに一番勝利点は高いが、格差が大きいのだ。トロイスドルフなどは勝利点は小さいが、下の方でもあまり点差は開かないように出来てる。つまりNYっこはうるさいつうことですな。さすがミュージカルの本場。

資金ショートのゲームなので、途中でどうしても借金しなくてはならない。これは公演した観客動員数を減らす事で可能となる。ひとつ下の動員数まで落とすと一番良い感じ。結構どれくらい借金するかがむずかったりするのだが。


トドメのリア王。もう左のおっさんなどは王冠まで被っててリア王やるためだけに生まれてきたようなおっさんである。右も同じ。このように適材適所の俳優を配置するとボーナスが貰えるのだ。全然役が出来ないミスキャストは失点はないが、このボーナスはとても重要。


つーわけでこれが最終形。コンガがわしのマークである。ハンブルグは失敗したがNY、ケルンでトップ、トロイスドルフで2位につけたのでぶっちぎりの勝ち。

所要時間90分。結構時間かかるなあ。ルール読んだらそんな感じじゃなかったのにさ。

このゲームもヘンのゲームらしく選択枝は非常に少ない。俳優たちは面白い姿で描かれており好感が持てる。

しかし、ルールの割に時間が掛かりすぎるのが欠点である。もう少しさくっと出来たらなあ。

このゲームは周りで話題になるほどおもろいとは思えん。確かにアトランティックスターというリメイク版(船の航路になってる)に比べるとテーマは圧倒的にこっちの方がおもろいのは解る(つーかアトランティックスターってこのシステムにする方が間違ってる。これって完全にキャラクターゲームやで? まあタイタニックを意識してるんでしょうなあ)。

まあ、MIRUはかなり気に入ってたので、女性には人気なんかも知れんけどさ。60分で出来たらわしの評価ももう少し上がってたんやけどなあ。それなりにはおもろいんやけど、つける程ではないって感じですな。ただキャラクターが気に入ったならもっと評価があってもおかしくはないな。

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