Erno Rubik

ツクダオリジナル(パルボックス)

30秒〜2週間
一人用

ルービックキューブ

ルール説明

3×3の立方体の各辺を全て同じ色に揃えるパズル。


プレイ感

わしらの世代なら誰でも知っているパズルゲームの傑作ルービックキューブ。なんせ阿呆みたいに流行った。500万個売れたらしい。本物が手にはいらなくてパチモンが出まわった。わしもそのパチモンを購入したクチである。

パチモンの癖に値段は本物と同じ2000円、しかしパチモンだけに作りは雑で回そうとすると分解しそうになる造りであった。

兄貴が言う。「うちの学校の数学の先生はこれを初めてみて20分で解いた」
お母んが言う。「近所のだれそれさんは、3日で解いたらしいで」
従兄弟が言う。「1時間で解いたわ」
そんなこんなで日本全国、だれそれがどれだけで解いた、何面まで揃えたの話題でもちっきり。

そのだれそれになる事なく、1週間が過ぎたわしとこの無能一家だったが、あるとき馴染みの玩具屋で解法を載せた紙が50円で売っていたのを買うてきた。

カラーのぺらんとした1枚紙だったが、この通りやると確かにさくさくと色が揃っていく。自己最高の2面をさらっとクリアすると、1時間後には見事6面完成。

嬉しくて見せびらかした覚えがある。パチモンやけど。

何故今こんな昔話をしてるかと言うと、再び売れ行きがアップしてるんだわ。前年の1、5倍で売れてるらしい。全年が10個なら今年は15個も売れたのだ! 前年比ならたいした事なかろうに……と思ったのだが、ニュースになるくらいなのだからそれなりに売れ行きを伸ばしているのであろう。

かなり嬉しい。アナログ回帰が本格化しつつある。
テレビゲームは毎年売り上げを落としている。綺麗なだけのゲームはもういいのだ。おそらく後20年経たないとブームは来ないだろう。その間隙を埋めるのは正にアナログゲームなのだ。

これを知らない今の若い世代は機会があれば是非やってみて欲しい。数学が得意な人なら解ける筈である。
お父さんも「わしに貸してみろ!」なんて言いながら子どもたちと再びやってみてはどうだろう。

こちらに遊べるルービックキューブがあるのでどうぞ。

gioco del mondo