Wolfgang Kramer
&
Michael Kiesling

eggert spiele
Hobby Japan

2〜4人
90分

リワールド

駿河屋で購入
ついにエキソフォックス5は惑星エウリュビアの分析を完了し、この星が“リワールド計画”にとって最適であることが確認された。
もはやただ待っていることなどできない。
時間は残り少ないのだ!
君の任務は、君の後に続く移民船団が居住可能な惑星に到着できるように、このエウリュビアの環境を整えることにある。
最高の仕事をなした者は、人類の救済者として称賛されるだろう。幸運を祈る!

プレイ感

クラマー、キースリングの黄金コンビが作った宇宙モノとくれば、これは買うしかないと。ルールのページ数が少ないので、これならすぐに始められる。miaとコタ7歳との3人プレイにて。


このゲームは2章に分かれてる。最初は母艦から宇宙船で運ぶボットをドッキングさせていく。次の章は、そのボットをエウリュビア(惑星の名前)に配置していく。

キャラクターカードを各自規定枚数(3人プレイなら9枚ずつ)配る。手番は、カードを母艦に配置し、それに接続されているボットを自分の宇宙船にドッキングさせる。宇宙船には1から5までのドッキングベイがあり、接続するのはキャラクターカードの番号と同じベイだ。
またカードを置くとき、隣にすでにカードがあったら、同じキャラカードしか置けない。ない場合は、カードを2枚置く必要がある。
両隣にカードが置かれている場合は、両方のカードが必要で、同じキャラなら1枚で済む。基本的に足りない枚数だけ追加でカードが必要となっている。

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手札からカードを配置して、その横にあるボットを自分の船のベイにドッキングさせていく。カードを置くには縛りがあるので、同じカードが並ぶことになる。


とったボットはこのように船の左側にドッキングさせていく。ベイの位置はキャラクターカードの番号と同じだ。

これを5ラウンド繰り返すと前半は終わり。
後半は、各自、一番左にあるボットを切り離していき、エウリュビアをテラフォーミングしていく。タイルをひっくり返せば、そのボットができる地形に早変わりする。

地形はAからEまで5種類あり、それに応じた会社も5種類ある。会社は、同じ地形に1種類しか置けないという制約がある。
途中、様々なボーナス得点をもらいつつ、最終的にすべてのボットがなくなればゲーム終了。
各地形の枚数ごとに、最多、2位などにより得点をえて、得点が高いプレイヤーが勝ちである。

ボットは地形だったり会社だったりと様々な種類があり面倒なんで割愛。

最初からつまずく。
何をどう取ればいいのかさっぱり解らん。

やっているうちに解るやろと、とりあえず適当にとっていくしかない。
キャラカードによる縛りも、そもそもどれを取ればいいのか、見通しが悪いのであまり効果なし。というのは、5ラウンドこれを行うので、最終的に5ラウンド目のボットから切り離していくため、最後に切り離す第1ラウンドのボットは想像がつかないのだ。

miaがしきりに、どうやっていいのか解らないと抜かすので、コタも誰もわかってないので、皆適当にとっとんじゃ! とお怒りをする。

mia、タナカマならもっと優しく教えてくれるといういつものセリフを吐いて拗ねる。

阿呆! タナカマは仕事で金儲けしか考えてないから優しくやっとんじゃ! といつものセリフを返す。

というわけで、なんか知らんまま、1ラウンド経過。カードを配り直し、母艦のボットを総入れ替えする。

ベイにバランスよくドッキングさせたいのだが、どうにもカードが偏って、5番ベイだけ伸びに伸びる。このままいくしかない。


5ラウンド目の状態。miaはバランスよくドッキングさせている。


かたやわしのベイは5番ベイに集中している。唯一上手くいっているのは、4番ベイにテラフォーミングボットを集めたことだ。


コタのベイ。これも上手く配置されているように思うが、テラフォーミングボットが中に入ってしまっているのが欠点。

というわけで5ラウンド終了したので、次の章に進む。

まず最初にテラフォーミングボットを大地につける必要がある。A~Dまで書かれたやつだ。こいつが一番左にないとそもそもどうしようもない。

mia「これ、捨てないと無理」

と、コタも揃って、すてる羽目に陥る。

わしは運良く、大気シールドになるボットを使ってしまえばこのボットが使えた。裏返して、テラフォーミング開始。以後、運び屋ベイを使って企業ボットをおいていけるようになる。


順番に左のベイから裏返して右側に配置していく。

これ一気にやればええやんけと思ったが、途中で、早いもの勝ちでベイが空になったりするとボーナス点がもらえたりするので順番にやっていくしかない。

途中でほかす必要があるボットが結構出てくる。

とまあこんな感じで終了。
わしはテラフォーミングボットが上手く使えたので、うまく入植できたが、miaやコタは散々な結果となった。

所要時間90分


わしのは綺麗に配置できた。上から運んだりボーナスにつかったボット、シールド、ABCDEの土地だ。


コタは、テラフォーミングボットを5種類取ってなかったのが良くなかった。一番上の右側にある丸い先端のボットは、ボーナス点を与えるボットで、これをいちいち確認するのが手間になる。


miaのはテラフォーミングボットが内側に埋まってたのが良くなかった。


最後の土地ごとの得点はこのへんてこな形のタイルに書かれている。

ソマーリオ

見通し悪すぎ。見通しがあってこそ、縛りが活きてくるのに、このゲームでは初見ではまったく見えない。途中で書いたように、最後のラウンドが最初に切り離されるので、計画的にボットを取っていく必要があるが、そもそもどのボットが出てくるかは各ラウンドごとにランダムに決まるので、計画を立てるのが難しい。

タイルに特殊効果がやたらと書かれているあたりも見通しの悪さに拍車をかけている。

やろうとしている試みは面白いが、これは実験的なシステムで完成されているようには思えない。

また得点体系についても、相対的な地形の数でポイントが決まるので、相手側の数を細かくチェックするような勝ちにこだわりの強いプレイヤーがいると、とんでもない長考となる恐れがある。

まあ、テーマが好きな人ならって感じ。タイルとかコンポーネントは良い。

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