Thorsten Gimmler

KOSMOS

20〜40分

オーディンのカラス

ルール説明

組み合わさった地形に進むために、同じ地形カードを出していく。最後のマスにたどり着けば一旦レースは終了して勝利得点を計算、それが12点に達せればゲームに勝利、さもなくばもう一度新しくコースを作ってレースを繰り返す。


こんな感じのコースを二羽のカラスがレースをする。ルールは至って簡単で、同じ地形タイルを手札から出す事(最高3枚まで出せる)で進めるのだ。

プレイ感

2003年IGAであの指輪物語対決と最後まで争ったつう事で、むっちゃ興味があったがメビウスで取り扱っていなかったので、諦めていた。ところが広島で入荷したという話をTAMから聞いて早速購入した。

早速、オーディンのカラスであるフギンとムギンのレースの開始だ。二人用のレースゲームは結構珍しい。

手札から同じ地形カードを出す事で進めるのだが、同じカードを2枚出す事でどんな地形も飛ぶ事が出来る。他にオーディンカードというものがあって、地形を180度ひっくり返したり(見て貰えれば解るが、カードは相手のコースと2つで一組となってる)邪魔するオーディンマーカーを置いたりと出来る。

このゲームのポイントは、同じ地形が連続すると1枚の地形カードで一気に進める事だ。地形を整えると一気にゴールなんて事もありうる。更に、補助パイルに3枚まで置いておけるので、うまく使えば手札3枚と合わせて最大6枚のカードを1ターンに使えるのだ。

ルール自体は単純で、このままではまったく盛り上がらない。戦略的にするために魔法の道カードと、自分の手番の最後にコースカードを1枚足す事が出来るのだ。

魔法の道カードは6枚あって、それに描いてある道カードを捨てる事で手に入れる。レースが終了したら、多く持ってる方が3点の勝利点はいる。コースを進めて一気に決めるか(相手との差分勝利点が入る)、魔法の道カードを確保してから進めるか、まあそんな感じの戦略ですな。

わしは一気にゴールを目指したが、TAMが魔法の道カードを上回っていたので、6対3となる。

この魔法の道ボーナスって結構強いのう。。。

という訳で早速、2ラウンド目は魔法の道を確保しつつレースを進める。これがうまくいって、11対6のリード。

しかし、そこからが失策を繰り返した。次ラウンドではTAMがうまく立ち回って11対10にまで近づかれた。

ちきしょー、魔法の道を集めとけば勝てたのにボーンヘッドもええとこやん。何一生懸命前に進んどんねん、わし。
ファイナルラウンド、お互いに意地と意地のぶつかり合い。

TAMがリードしてたので、やばいと思ってコースを足しまくる、俺。


最初9枚あった道が足されて、エロビデオをみたアレのように伸びたところ。

しかし、結局、TAMに負けてしまった。所要時間50分

うーん、最終レースがかなり時間かかったのう。ルール的には特に盛り上がるところもなくてさくっと進めるタイプのゲームですな。

指輪の対決と争ったということでかなり期待していたが、感想は普通である。可もなく不可もなしといったところ。欠点としてコースはいくらでも足せるのでさらっと終る場合とやたら時間のかかる場合がある事かな。

和訳シールをはれば初心者と楽しめるタイプのゲームである。わぁーといった盛り上がりにかけるのが個人的に評価を落としたが、争ったりするところがなく、直接的な嫌がらせも少ないので、遊ぶ人を選ばないゲームであろう。その分ヘビーゲーマーには物足りないかも。


これが2回戦目のコース。どんなけ伸ばしとんじゃい!! ただルールに精通したので30分で終った。

このゲームで初めてRio Grande版のKOSMOS二人用ゲーム買うてんけど、なんかドイツ版に比べて箱が微妙に薄い。なんかそれが妙に悔しいな。

gioco del mondo