Heinz Meister

HABA

2〜6人用
15分

この窓どの窓

このフレームに合う窓を探してるんだが?
へいへい、わたしくらいのベテランになれば、計らなくても見ただけで一発でわかりまっさ。
……
あ、あれ? ちょっとサイズが……
がたごとがたごと

プレイ感

割とゲームを知ってる人にとって幼児用としては有名なゲーム。
大阪におったころbisco(懐)とやったことがあるが、今回は紺碧さんからのプレゼントとして貰った奴を、お手軽な事もあり、しょっちゅう子供とやってる。

ルールは至って簡単で、四角形が描かれたカードと同じ大きさの窓を場から選んで駒をおくだけ。
当たれば1点。最終的に点数が高いプレイヤーが勝ちである。通常は同じ窓に2個までおけるのだが、点数を記録する物が付属していないので、窓におけるのは1個までで、当たったらそのカードを貰えるというルールにしてる。こっちの方が楽ちん。


カードの裏面に描かれた同じサイズの窓を選んで駒を置くだけという簡単なルール。

最初、3歳過ぎのこたは「これかなー」と言うて置くのだが、見た瞬間はっきりと違うってのが解る窓を選ぶ。
それ、窓のサイズうんぬん関係なく、自分が好きな窓においてるやろというのが丸わかりである。

でも、4歳頃になると、一応、近い窓を選んでくるようになる。
少し迷うのがあると「これがくさいな」とわしが指示すると、そこにおいたりする。
難しいのはあんまり全力でやると、子供は嫌気がさして二度とそのゲームをやらなくなるのだ。この接待加減が重要である。


カードを表にすると答えがわかる。フレームに色がついてるのですぐに探す事が出来るのだ。

とはいうものの、大人のわしでもこのゲームは結構むずかったりする。何故か、問題の窓よりもほんの少し小さく見えるのだ。おそらく窓枠の色が関係しているように思う。

このせいで、当初はmiaに結構負けまくってた。

mia「だいじょうぶ?」

と言われるのが超むかついたので、自分の思ってるサイズよりも少し大きめのサイズを狙うようにした。
そうすると段々慣れてくるもので、大きさが解るようになってきた。

最近は、なんちゃってメイクンブレイクがこたのブームであり、一時期ほどこのゲームをやらないが、記憶に頼らず、形の大きさを判別するというのは子供にとっても大人にとっても、脳みその痒いところに届く感じがしてよいと思う。
子供ゲームの大家ハインツマイスターらしい、とても丁寧な仕上がりである。

プレイ時間は20分くらいかな?

コンポーネントは、可愛らしい絵も含めてよく出来ている。大きさ的にもルール的にもどこにでも持って行って直ぐに出来るってのが良い。

ただ感覚的に、このようにじわっと考えて「これかな?」と置くゲームよりも、日本古来からあるいろはカルタの方が子供には受けが良いように思う。あの瞬発力がたまらんみたいで、何度もせがまれた。

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