それいけ! 日本のメーカー 追補編+ねこねこ続報

すっかり忘れてた! つー訳で追補編


マジックザギャザリングを知っているだろうか? かつてホビージャパンがウォーゲームに続いてブームを巻き起こしたTCGの先駆者である。マジックの魅力にとりつかれた人は数多い。あのフェドゥッティも同じくマジックファンなのだ。その勢いは賞金総額1億円の世界大会まで開かれ、最近ではネットでデジタルカードをまったく同じ値段で購入する方式でもブームを起こした。当初、情報だけのカードなど誰もが買わないだろうと予測したにも関わらず、人気があるのはマジックの根本的な魅力が優れているからだろう。今回はその縁のメーカーから。

ホビージャパン
AH、SPI、GDWなどのシミュレーションゲームの輸入と日本語訳ルールを手がけ、日本にブームを巻き起こした出版社である。ガンダムのプラモデルなどのカスタムでも大ブームを巻き起こした凄い出版社でもある。当然ボードゲームに対するノウハウは十分で、密かにボードゲームを手がけようとしてるんじゃないかと思ってる。出版社、ノウハウがある、となれば……私が思っているフリーデザイナーの構想が可能ぢゃないか!! かなり期待出来ます!

遊洞堂
マジックは世界的に大ブームを巻き起こした。かつてのD&Dのように。そのマジック好きが集まって作ったのがこのメーカーである。当然、カードゲーム主体だが、さすがにマジックで世界大会とか出てる面々だけあってシステムはどんどんと洗練されていってる。最新作の仮面舞踏会は、日本のマジックのような奥深さがある。エッセンに参加したり、コナミと提携してテニスの王子様TCGを出したりとかなり意欲的なメーカーなので、期待は自然と高まる。

ニチユー
かつてシミュレーションゲームブームが終わった間隙を縫って私たちにボードゲームを提供してくれた不二商と双璧のメーカーである。未だに根強い人気のタリスマンもこちらが和訳ルールで輸入していた。今でも、ボードゲームを手がける精神は失われておらず、定番ゲームを輸入し続けている。輸入販売業者なのだが、ここはいっちょオリジナルゲームを作って欲しい。

グランペール
偉そうにごちゃごちゃいうてすまん! すでにこのメーカーがばっちりやってるやん、という話である。まさに今まで書いた理念を実行しているメーカーブランドである。デザイナー諸君、良いゲームが出来たのならここに持っていくのだ。その理念から、チープなコンポーネントでいきなり大賞は無理だろうが、将来大賞になるようなゲームの足がかりとなる筈である。デザイナー権は当然移動しないので、大手メーカーからの打診を待つのみだ。素晴らしい! 今作ってる奴はここに持ち込みしようかいなとちょっぴり思ってきた。

とまあこんな感じで終わろうと思ったのですが、ちょっと短いんで少し裏情報を。
またまたねこねこのテストプレイをしにゲームリパブリックに行ってきました。以前改良して欲しいと話した3人プレイ可能というのを確かめにと、飯おごってもらいに。

3人プレイの方がおもろいんちゃうん? って感じでした。4人より待ち時間が少なくてストレスが少ない。顔をさらされている大坂事務所の某くんが楽しそうにプレイしてるのを見てるとこっちまで嬉しくなってきた。これぞボードゲームの醍醐味って奴ですな。つまり完成だ。岡本さんとの考え方の違いな部分はあるけど、これはこれでいいかと思えてきた。負けた。。
このゲームは強引にいうと、トランプのページワンをボードゲームにしたようなプレイ感かな。自画自賛になるけど、おもろい、です。特に慣れれば慣れるほど。ルールは単純だけど、タイミングが分かり出すとおもろくなってくる。
近いうちにどこか(大阪かな??)で、一般テストプレイをやる予定らしい。
さて、今回はこれだけでなく「うちの若い子がゲーム作ってん。若い子いうても31歳やけど」と相変わらず一言多い岡本さんが持ってきたゲームもプレイした。新しいゲームを作るって事は、ゲームリパブリック、本気だ! その通り「俺が日本のボードゲーム業界を変えてやる」と禿げネタの合間におっしゃってた。熱いぜー!

※ ゲームリパブリックはとても禿げネタが多い。仕事の話でも禿げネタの合間に行う。禿げネタ9割仕事1割の配分だ。某くんの机の上にはパチンコの必勝本が転がっており、これでほんまに仕事しとんかー! という思いはちょっぴりある。

がんばれ、日本のメーカー!

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