Bernhard Weber

Ravensburger

2〜4人
30分

どうぶつ滝くだり

動物たちがボートに乗って川下りをしています。ダイスを振って出た目に従って、ボートを進めたり、駒をボートに乗せていきます。
進みすぎたボートは滝つぼに落下!最後まで残ったボートに乗っていたプレイヤーがメダルを獲得。
最初にメダルを6枚集めたプレイヤーの勝ちです。

プレイ感

Twitterで紹介されてたのをみておもろそうと思い購入。
mia、コタ10歳、ソージロ6歳との4人プレイにて。


駒を置いていく4つのレーンの下に重りがあり、摩擦と重さの関係でこらえきれなくなったら、そのまま滝に落ちていくという仕掛けのある子供ゲームである。

最初は浮き輪を適当な船に置く。それから順番に自分の駒を1個ずつ船に置いていくのだが、誰も乗っていない船があれば、そこに駒を置く必要がある。
駒は大きい駒1個と、小さい駒2個がある。

それが終わればゲーム開始。
手番にさいころを振る。船の色がでたら、その船を1エリア滝つぼに向けて移動させる。
移動がでたら、どの駒でも1個、別の船に乗せかえる。その際、空の船ができてはいけない。
浮き輪がでたら、浮き輪駒を移動させる。

船が滝つぼに向かえば摩擦力が減ってきて、そのまま一気に滝に落ちるのだ。
3隻が脱落したらラウンド終了。



サイコロを振って、ボートのケツを波間までバックさせる。浮き輪駒は重しになる。

残った船にいる大きな駒は1点、小さな駒は2点のメダルを貰う。
次ラウンドは、残ったものはそのままにしてスタートまで戻し、重りを1つつける。
落ちた船をスタートに戻して、順番に駒を置いていきラウンドを開始する。
ただし、メダルが一番少ないプレイヤーは、石駒を貰う。これはやばいと思ったらいつでも、例えば滑り出したタイミングでもこの石を置くことができるのだ。

こうして6点獲得したプレイヤーが勝利する。


浮き輪を移動させて安定を図る。船しか見えていないが船はずっと後ろ方向まで透明なプラバンとなっている。これが後ろに引っ張るのだ。

最初は適当に配置。

そしてゲームスタート。

船を動かす。

mia「ちょっと、さっとずらさないでよ」

コタが移動させるたびに、さっと動かすのですべりの勢いがついて船が滑り出す事があった。

miaもかなりせこくて、船尾が波につかないところで止めたりする。
わしが動かすと

mia「触らないでよ」

と文句を言う。

ソージロ「どうしようかな。ここに移動させようかな」

駒を移動させると移動させられた船が軽くなるので、ピンチになる。

あーー、と思ったら少し滑って止まる事もある。


重いものの、さすがにこの位置はヤバイ。

そしてとうとうその時はきた。

コタが1エリア動かした瞬間、すーっと船が滑りだして、そのまま駒は網にジャンプ。

全員「うぉおおお!!」


次の瞬間、全員滝壺へw 駒は網でキャッチ出来るようになっている。

そこからは生き残りをかけて勝負。

駒を移動させて裏切りたいのだが、1つしかないのでなかなか出ない。

それよりもルールに明記されてなかったのだが、すでに落ちた船の色が出た場合はどうするか。
最初はパスとしてたが、好きな船を動かせるにしようとなった。

こうして船が1隻になったところでラウンド終了。
残った駒に応じてメダルを貰う。

第二ラウンド。

全員が、自分の持ち船みたいなのを作ってしまう。同じ色の駒が同じ船に乗る。

そしてソージロの船の目がでまくって、どんどんと滝つぼへ。


同色の駒が同一の船に乗った何かが起きそうな第二ラウンド。ソージロの青の船が危うし!

わし「やばいで、これ」

再びソージロの船が進み、一気に滝つぼへ、どーん!! 駒全滅!

その次の瞬間

ソージロ、大声で泣き出す。

コタ、げらげらと死ぬほど笑う。

我が家は阿鼻叫喚に包まれる。
5分ほどこの状態が続く。


消えた青船w

ソージロがもうやらない!といって拗ねて向こうにいく。

こうして第二ラウンドは終わった。

第三ラウンドはなんとかなだめてソージロに参加を促す。

我が家で一番人気は緑色の船である。

コタ「瑞風だ」

mia「瑞風だ」

ソージロ「瑞風」

瑞風は、JR西日本が誇る豪華列車の名前で、深い緑色でこの船にそっくりなのだ。

我が家ではいつか乗ってみたいという瑞風ブームがあって、Youtubeの動画で見ているばかりか、買うたこともないNゲージの瑞風まで買うてしまった。めっちゃかっちょええ。

というわけで瑞風人気は高かったが、滝に行くスピードも速かった。


滝の下は鯉の形をした重しがある。さらに残った船は次のラウンドに、赤の重しが追加される。

最後、どちらかを沈めなければならない選択肢がわしにあったときに、自分は勝てないのは確定していたのでソージロを勝てるように動かしたら、予想通り船が滑り出して滝つぼに落ちた。

ソージロの勝ち。

ソージロ「やったやったやったやった!」

ソージロは喜ぶときは、ソファの上で飛び跳ねる。

所要時間40分


ラスト。自殺の名所かなにか

コタのコメント

全滅した時が面白過ぎた。

ソマーリオ

仕掛けだけであんまり期待はしてなかったが、仕掛けが予想以上におかしくて、盛り上がって面白かった。

やっぱり最大の見せ場は、ソージロが全滅した瞬間の阿鼻叫喚地獄やな。
絵に描いたような場面やったわ。
iPhoneのライブフォトで撮ってたのだが、見せられないのが残念。

システムとしては見ての通りなので語る必要はないが、少し気になったのが、駒の置き方制限である。
多ければ多いほど落ちないので、全員が同じ船に集中してしまう。離れるリスクが大きすぎるのだ。
1つの船に何人まで乗せられるのか、また、次々に多い船に移動させ密集させてしまうのでそこらへんのルール整備は必要に感じる。
またすでに落ちた船の色がでた場合の処理も書いていない。

一応ドイツ語の説明書も翻訳してさらっとみたが、書いてなかったように思う。

とまあ、こんな感じではあるが、見た目の通りの楽しさで、夏にぴったりのゲームといえる。
コロナ禍の中、老若男女問わず、家族と一緒に楽しむのにいいだろう。

公私ともに忙しくて更新が遅れてしまった。



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