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Nick Kellet
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Ferti
アークライト
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3〜8人
45分
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ギフトトラップ
あの人には、一体どんなプレゼントを贈れば喜ばれるだろう? 何をプレゼントしてはいけないだろう? そんなプレゼント選びのジレンマをゲームで再現し、全世界15カ国語で出版されている人気ゲームが、この「ギフトトラップ」だ。
プレイヤーは「贈り物カード」を見て、他のプレイヤーへの贈り物にする。それが贈られたプレイヤーの願うものであれば、両者がともに得点できるが、相手が欲しくないものを贈った場合は得点できまない。
ゲームの中心となる「贈り物カード」は驚きの500種類以上。内容も「コスプレ衣装」や「サラミ詰め合わせ」から、「実物の戦車」まで種々多様。これらを眺めているだけでも充分楽しいほど。プレゼントの季節に最適な、家族や友達と盛り上がれる楽しいゲームだ!
プレイ感
2010年と結構前に日本語版が出てたのだが、ほとんど話題にならなかった。内容がおもろそうだったので、英語版を買い、その後日本語版が出るというので買い直した。さあ、いざやろうと開けたら、カード束が丸々1式欠品してたので、アークライトに連絡し、送ってもらったがやる機会をまたしても失ってしまい実家に置きっぱなしになった。たまたま甥っ子姪っ子とゲームをやる機会が出来たので、4年ぶりにようやく出してきて父、姉、甥、姪と5人でやってみた。
ルールは非常に直感的に分かりやすい。プレイヤー人数+1のギフトカードを場に出す。で、各自、どのプレゼントをどのプレイヤーに送ったら喜ばれるかを、ブラインドで各プレイヤーに渡してビットするのだ。それから、今度は自分が欲しいプレゼントを1〜3番までと要らないプレゼントをブラインドでギフトカード上にビットする。
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今回は5人プレイなので6枚のカードをめくる。この中で相手が欲しがるプレゼントを選ぶのだ。
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丸タイルは自分の欲しいプレゼントを裏向けにビッドしている。3つのランクと1つの要らないがある。
そして答え合わせ。点数は貰った場合と送った場合と別々にあり、両方共ゴールした人が勝ちである。ポイントは、欲しくないプレゼントをしたプレイヤーが失点した場合でも送られた方も失点する。完全に送受が連動しているところ。
ルールを読んでの通りパーティーゲーム。
しかし出てくるプレゼントがなかなかにイかしてる。古城レンタル1週間とか、歯の矯正治療とか、偽善好きなアメリカ人らしく恵まれない村に医療施設のプレゼントなど、全部で500種類以上。
カードの束は色ごとに価格ラインが違ったものが描かれている。
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相手にプレゼントするタイルはこのように番号が書かれている。この番号を相手に贈るという事で、これと丸タイルとの答え合わせを行う。
組み合わせによっては、「こんなん2択やんけ!」ってのもあって、どのプレゼントを誰にあげるかの選択に悩む。というのは、システム上プレゼントは1種類につき1人しか選べないからだ。同じプレゼントを複数の人にあげる事は出来ない。
わし「友達40人と天幕パーティって。お前、こんな友達おらんやんけ」
甥「確かに」
わし「つーか、誰も40人もおらんやろ。アメリカ人らしい」
※後で調べたがカナダのゲームのようだ。
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得点駒は2種類あり、それぞれ貰った場合、贈った場合の得点を表している。両方ゴールして勝利だ。
相手が欲しい意外なプレゼントなどもあって、メンバー次第ではかなり盛り上がる内容だと思う。
今回は、姉が優勝。というのは甥っ子がいたので、さすがに親子だけあって意外なプレゼントをビシビシ当てたからだ。わしは送られる方に関しては上がったが、送る方がびっくりするくらい点数が低い。相手の欲しいプレゼントが解らなかったという事だ。
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最も価格ラインが高い黒色がやっぱり人気。
価格ラインが高い方を使いたいという要望が多かったが、安い方が実際には手に取る事が多く、ほんまにプレゼントして貰えたりするかも知れないのでお勧めのように思う。つっても、高い方は見てるだけで、「いいなあ」と気分がよくなる事は確かw
所要時間30分
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一番右が40人の天幕パーティ。歯科矯正が高額グループに入ってるのは北米らしい。
姉のコメント
外人の価値観がよー解らん。
ソマーリオ
思った通りのパーティーゲーム。ルールと内容を読んで、想像した通りのゲームやと思うので、おもろそうと思った人は買うと良い。結婚式の二次会のゲームにも使えそう。その後の新婚同士の会話の発展もあるし。ちなみにわしの時はクイズいいセンいきまShowをして貰ったw
ただ少しだけ気になったことがある。それは得点ボード。ルールをざくっとしか読んでないからもし間違ってたら申し訳ないが、失点のケースが多々あり、0からスタートだと、スタート直後はマイナスを記録できないのだ。親プレイヤーから順番に答え合わせをしていくので、かなりの確率で有利不利がでてくる。仕様といえばそれまでだが、こういった得点方式だともやもやしてしまう。せめてスタート位置を5点あたりから始めるようにすべきだった。
欠点はここだけで、コンポーネントはプレゼントに模したボックスを含めて完璧。各プレイヤーの駒など一式は可愛らしいリボン素材にくるまれて、使い勝手が良い。またカードは英語、日本語の表記があり、英語のしゃべれる外国人とも遊ぶ事が可能だ。ちなみに英語版はドイツ語と一緒になってた。
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撮り忘れたのでBGGより。このようにタイルなどセットに入っている。
まだ日本語版は流通在庫があるようなので、気心のしれた仲間と多人数でやる機会がある人なら持っておいても損はないだろう。ただ、知らん人とやってもまったく面白くないので、オープンなゲーム会ではやらない方が無難だ。「ああ、そうなんやろな」で終わってしまうw