世界遺産や有名な場所を旅して、賞金を勝ち取ろう!
ゴールをした時に、お金が一番多かった人の勝ち!!

メガハウス 平成29年

2〜6人
60分

地球まるごとすごろく


立体でできる!球体の地球型すごろくが登場!
地球型ボールはビニール製で、空気を入れてふくらませ、吸盤のコマを張り付けて遊べる。
大きさはなんと50cm!!日本からスタートして世界をぐるっと一周まわり、世界遺産をまわって賞金ゲット!
最後にお金を一番持っていた人の勝ち!!マス目には世界約100の国名や地域名が記載されており、世界遺産の豆知識が入った50種類の世界遺産カードも付属。

プレイ感

東京おもちゃショー2017に行ったときに、コタローが興味を示した日本製すごろく。誕生日プレゼントに姉からもらった。

なんといっても目を引くのはその大きな地球儀ビーチボール。とりあえず膨らませておいたら、それで遊びまくってたが、ゲームをやるときには土台とくっついていないといけないので、鉤づめになってる部分で固定すると、すっかり遊ばなくなったw

休みの日にコタローと二人でやってみた。ルールは2種類あり、とりあえず基本ルールでやってみる。


ルールというともう、ほとんど無いに等しいくらい、ルーレットで進める只のすごろくである。人生ゲームと一緒。世界遺産のマスにとまれば、そのカードが貰える。チェックポイントでは、その地域の世界遺産カードを持っていなければ罰金、持っていればトップ通過の人だけお金が貰える。
マカオでは世界遺産カードを使って、ギャンブルができる。
ゴールするには、ぴったりの数でないと止まれない。最終的に、世界遺産カード1枚につき1万円として換算して、一番お金持ちが勝ちである。


50cmのビーチボールはでかいが、ボードゲームやってる身としては、まあ普通に感じてしまう。慣れとは恐ろしい。

地球儀の上で、コマをみるとなかなかに圧巻ではあるが・・・

ぽろっ

わし「あれ?」

ぐいぐいと押し付けるも

ぽろっ

コマが落ちる。しかしアマゾンのコメントを読んでたとおり、ハンドクリームをぬるとくっついた。


世界遺産のマスにつくと、カードが貰える。途中でチェックポイントがあり、その地区の世界遺産を1枚も持っていないと罰則としてお金を支払う必要がある。

よーいスタート。

ルーレットを回してひたすら進めていくのみ。

途中で分岐があるとお金を払ってそちらに分岐をたどれたりする。

コタ「やった。トップで到着」

各チェックポイントでは、トップ賞金+カードに書かれている旅行資金が貰える。カードは最初はただの旅行者だが、一定の条件を満たしてマスにとまるとカメラマンやらアイドルやら、石油王やらのジョブチェンジが可能となる。

いったん、抜け出されると次々にトップ賞を取られていく。
実はそれを阻止するために、乗り物を選ぶことができたのだが、いまいちよく解らなかったのだ。乗り物は、各マスに飛行機、自動車の絵が描かれている場合、お金を払うことで乗れる。ルーレットの数が1回だけ増えると思って間違いない。

そうこうしているうちにバミューダトライアングルへ。
ここは、抜け出せるマスに止まるまでぐるぐると同じところを回り続けるのだ。


この三角が下手するとなかなか出られないのだ。

何度か回ってると、砂漠へでた。


砂漠も結構やらしいマスが多い。下手すると南極にまでいかされる。

コタ「次はぼく、こっちいく」

なんか自信を持って進めるコタ。

コタ「実はね、こっちにはエベレスト登山があるんだよね」

ルーレットで123が出るとひとつ進める。山頂まで登ると、5万円貰える。


これがコタローが毎回目指すエベレスト登山。こちらだとマカオのギャンブルが出来ないが、確実に5万円手に入る。

行くたびにマスのことをやたらとよく知っている。
ずっとどんなマスがあるのかチェックしてたみたい。

わしはあえて違うルートを通る。
そっちはマカオルートである。

マカオでは、世界遺産カードの数だけルーレットの出目に賭けることができるが、1枚につき1万円かかる。負けても世界遺産カードを取られることはなく、制限だけの問題だ。当たれば9倍である。

わし「よっしゃ、ここは一気に5枚賭けるで」

ルーレットを回す。

わし「あれ、これどういうこと??」

なんとここでルーレットの仕様に気づくという体たらく。
ルーレットは1234しかなく、数字と数字を囲ってる色であたり判定をするのだ。

またその色がやたら細くてめっちゃ解りにくい。ひょっとしてこの囲ってる細い線で判別すんのかと気づくのに時間がかかった。

わし「はずれやんけ!!」

5万円がパー。


マカオでは掛けボードの上に世界遺産カードの枚数だけ賭けられる。1枚につき1万円だが、負けたからといって世界遺産カードが没収にはならない。同じマスに複数枚賭けてもよい。見ての通り、数字を囲ってる色がミソで、すげぇ分かりにくい。

それからさらに進めていくとラスベガスがある。

コタ「どうしようかな。5万円賭ける」

ラスベガスは違うギャンブルで、2回のギャンブルで成り立っている。最初はスロットマシンだ。
3回、ルーレットを回して同じ絵柄が3回出たら5倍である。

コタ「オールマイティ」

コタ「ベル」

わし「次にベルがでたら当たりや」

コタ「チェリー」

わし「残念でした」

2回目のギャンブルは、ブラックジャックである。ルーレットの数字を足していき11ぴったりになったら勝ちで5倍である。超えると負けだ。

コタは再び5万円を賭ける。

コタ「4」

コタ「3」

コタ「3」

わし「次は1が出たら勝ちや」

しかしルーレットの目で3と4は3つずつあるのに、1と2の目は1つしかない。

コタ「1でた!」

まじか、こいつ。。

わしはラスベガスでも大敗を喫してしまった。

そのまま日本へ向かう。

日本はぴったりの数でないと入れない。


わしがめぐった世界遺産。絵は小さいが綺麗で、説明もあるのが良い。

そこもコタローはしっかりとゴールを果たした。

世界遺産カード1枚につき1万円に変えて勝負したが、コタローの圧勝である。

所要時間45分

すぐに2回戦目。

またしてもコタローのギャンブルで荒稼ぎされ、完敗した。

ソマーリオ

ただのさいころすごろくで、このゲームのポイントは立体的な地球で駒を進めるアナログ的な楽しみという一点のみであろう。

すごろくとしては、ギャンブルで勝敗が決まるくらいウエイトが大きい。

世界遺産カードには写真と共に、簡単な説明が添えられ、子供の好奇心をそそる。実際に6歳のコタローは興味深げにカードを読んでた。
写真は非常に綺麗で、エクスペディションのナショナルジオグラフィックバージョンの色数の少ないがっかり写真とは一線を画す。

気になったのは、ハンドクリームを塗っても、時折ポロリとする場合があるところ。ここは磁石でやるべきだったように思う。

もうひとつはジョブチェンジがほとんど起こらないのが残念なところ。
ジョブチェンジという面白い要素が活かされていないのだ。条件が必要かつ止まる必要がある。こたろーがこのゲームが好きでかれこれ5回はやったが、1度だけ石油王にジョブチェンジしただけだ。石油王は強すぎたけど、こういうのは子供は大好きで、いまだにずっと言い続けている。

ほんまにただのすごろくではあるが、バミューダトライアングルとか砂漠とか北極とかエベレスト登山とか、マスは明らかに人生ゲームより工夫されている。

子供の世界地理に対する興味を促すといった点で、我々大人には物足りないが、こたろーを見ていると子供にはとても良いゲームなのだろうと思う。

gioco del mondo