Ludovic Maublanc

Repos Production

4〜6人
60分

キャッシュアンドガンズ

「でかいチンチンでアソコが痛くて気持ちよくてまるでバージンの気分よってマドンナは歌ってんだよ」
「いや違うぞ若造」
「それよりここのチップは誰が払うかだろ?」








プレイ感

何故か今頃、レビューを書いてる。TAM夫妻、ムゲン、Kei、mia、フジ、タカダとヤクザ拡張込みの8人プレイにて。


本来のキャッシュアンドガンズでは、1人1人で勝負を決めるのだが、ヤクザ拡張はギャング団同士の抗争となっているのでチーム制だ。組み合わせは、西部ギャング(わし、TAM嫁、タカダ)、東部ギャング(ムゲン、mia、フジ)、ヤクザ(Kei、TAM)である。

ルールは非常に明快で、最初に金タイルがめくられる。そして、弾カード(5枚空砲、3枚実弾)を込めて、1,2,3のかけ声と共にオモチャの銃を誰かに向ける。自分に向けられている銃に実弾がこもってると思うなら、次の1,2,3のかけ声で、自分の駒を倒して逃げるのだ。実弾をこめて撃たれた奴は、負傷タイルもらい、残った奴らで金タイルを山分けする。これを8ラウンドやって一番金持ちが勝ちである。

わし「うーの、どぅえ、とれっ!」

ゴッドファーザー役のわしのかけ声で一斉に銃口を敵のギャング団に向ける。

自分に向けられた銃口が実弾かどうかを見定めて、逃げる場合は逃げなければならない。


いっせいに銃口を向けて、相手を脅す。びびった奴は次の合図で自分のタイルを倒して両手をあげればいい。残った奴で分け前を貰う。

ただしヤクザの武器は、日本刀なので横にいるプレイヤーにしか突きつける事は出来ない。日本刀に空砲も糞もないやろうにと思うが、ま、しょうがない。

で、次のわしのかけ声で、逃げる…あれ、誰も逃げない。

一同「おお〜!」

開けてみると全員空砲なのだ。そう、このゲームは、空砲が非常に多いので、序盤から実弾を込めたくなくなる。慣れてくればそういう事もないだろうが、初心者同士ではどうしてもこうなる。それよりも突っぱねた奴らが偉い。

当然、8人でお金タイルを山分けなのだが、8人ともなると綺麗に割り切れる事が出来ず、その場合は、ごっそりお金タイルは次に持ち越しとなる。次の場は非常に熱くなる訳だ。

特殊なのがヤクザ。ヤクザは手裏剣というカードがある。これを使えば、遠距離の敵に対して攻撃出来るのだが、実際に手裏剣のオモチャを、相手の駒に当てなければならないという笑える道具なのだ。そのとき、倒した駒全てをやっつけれる。

Kei「じゃ、手裏剣いきますわ」

皆、まんじりもせず、見つめる。

Kei「や!」

ぽろり。

Keiの手元から離れた手裏剣は、ほぼ垂直方向に落下しただけ。

一同「ぎゃははははは」

TAM「Keiさん頼みますわ、ほんま」

どうにもこのヤクザは不利に出来ている。このシーンで、思い切って投げたら、ゲームがごちゃごちゃになってしまうのを恐れてどうしても、手が萎縮してこうなってしまうようだ。


手裏剣がぽろりの図。まったく狙ったところに飛ばずそのままころころと落ちてしまった。

後変わっているのは、実弾の中のBangBangBang!という速射カード。こいつは1枚しかないが、こいつを使うと、例えお互いに銃を向けていても先に速射としてこっちが解決されるというもの。

こうやって、元々二人しかいないヤクザ一派を蚊帳の外にして、西対東のギャング団同士の抗争となった。
上がりの合計値なので、二人しかいないヤクザではどうする事も出来ない。まあ、パーティゲームと思って割り切ってやるしかない。

TAM「手裏剣です!」

全員、Keiみたいになるんじゃないかと、息をのみ行方を見据える。

TAM「や!」

手裏剣は、バウンドしてあさっての方向へ。

Kei「頼んますわ、ほんま!」

と、こんな感じで、結局、最後の最後大物を取られて、東のギャング団の勝利となった。

所要時間60分

TAMのコメント

これ、ヤクザ、不利すぎますよ。

miaのコメント

期待したほど面白くなかった。

ソマーリオ

見かけが派手だったので、出た当初すぐに買うたのだが、一度やってみて全然おもろくなかったために、売った記憶がある。考えてみれば、もっかいほんまにおもろないかどうかやってみて売れば良かったなあと思っていた矢先、ムゲンが買うたつうのでやってみたのだ。それで完全に時期を外したレビューとなった。

なんかね、写真とか、周りで見てたりすると、凄くおもろそう! と思うのだが、実際にやってみると、だから、なんやねんみたいなのがあって、全然おもろくないねんな。これはわしだけかも知れんけど、空砲が多すぎて緊張感がまったくないし、1対1の対決ではないので、意味不明の銃口を向けられて、それでやられたりするとげんなりする。意図して勝ちにいけないというか、なんというか。

上級ルールでは、警察の犬という裏切り者ルールがあるが、これやったらおもろいんかなと思ったりもするが、ほとんど変わらないんじゃないかとも思う。
なんだかやっててまったくハラハラせんのよ。

見た目は、レザボアドックスのシーンみたいに、というかあのシーンを再現するためのゲームであって派手なのだが、内容はわしにはまったくあわない。他のサイトを見ると割と皆、愉しんでるみたいやから、わしらだけかも知れんけどね。どうにもこういういかにもなパーティゲームは、コヨーテといい周りの評価と違って好きじゃない。よってあまり参考にならんと思う。

レザボアドックスの雰囲気に浸りたい人は、是非、どうぞ。レビューする気はなかったが、こんなゲームもあったんやという備忘録的な意味合いでレビューしてみた。

gioco del mondo