Wolfgang Ludtke

KOSMOS

20分

カエサルとクレオパトラ

ルール説明

元老院など古代ローマの権力5種類に所属する人物カードを自分の陣営に取り込
む。数字カードを置いてそれを比べるだけだが、特殊カードもある。


ローマ時代の権力機構5つを自分の陣営に引き入れるのだ。単に数字の書いてるカードを1枚か2枚置いて、信任案の場所の数字を比べるだけの話なのでルール自体は簡単。

プレイ感

Geekでも評価が高く、掲示板で訊いても評判がよかったので購入した。個人的に
カエサルとクレオパトラが同列で戦うってのが気に入らなかったのだが、カード
が細長くてかわいらしいということで我慢してみる。


このカードがなけりゃかなりつまらんと思われる謀略カード。カード内容はまったく一緒やけど、絵がまったく違う。ただ絵の雰囲気がちょっと好きじゃないなあ。もう少し、柔らかい感じが良かった。

ルールを読んだ感じに反して次々に権力者は各陣営についていく。休日カードも
あるがほぼ毎ターン、どこかで決議するようになってるのだ。
あれよあれよという間に動いていくので、政治ゲームにつき物のまったり感とい
うか、考えどころがないというか、謀略がないというか、なんか妙な感じである。

こんなんでええのか?

面白みが解らなかったので、じゃんぼともう一回やってみた。二回目やった感想
でもやっぱり面白みが解らなかった。

うーん。。。


こんな感じに1枚のときは伏せて、2枚のときはオープンにして出す。問題はどこで信任決議があるかだ。一度起これば、休日(リシャッフル)を引くまではその場所では信任決議はないが、意外とガンガン回るので注意が必要。

ランダムに謀略カードをシャッフルするからよくないのかも知れん。本来は自分
で山を作れるらしいので、それでやらねばならんのかも? そうでないと政治の
謀略の雰囲気が味わえん。たぶん。
なんとなくルールの本質がおもろない気はせんでもないが……


カエサルの元に集結してきた権力者たち。カエサルがなんで(ローマで!)クレオパトラとまともにやるのかはカエサルファンの俺にしてはかなり解せないが、まあ許そう。

なんせ気になったのは、最後の方でやたらめったら休日を引いてしまうことであ
る。これは確実にルールの不備であろう。確率2分の1で休日引かれてそのたび
にシャッフルしてたら、かなり不満がたまる。実際じゃんぼとやった限りでは、
ラスト1回で終わるのに10回くらい連続で休日を引いてうんざりした。

ここらへんをなんとかしてくれたらもっかいやってみる気にもなるんやけどなあ。
実はTAMともっかいやってみたが感想は同じであった。。。


クレオパトラ側とカエサル側は能力はまったく一緒だが絵柄は全て違っている。ここらへんは素晴らしい。価格がカードしか入っていないのに他のKOSMOS二人用に比べて若干高いのはココに起因すると思われる。

やっぱり謀略カードをランダムにするのがいっちゃんよくないんやろな。必要な時期ってのは戦略として立てられるゲームやからね。ここらへんであのカードを引く筈だという感じで出来るのとなんとなくきたカードに左右されるのとでは絶対に違ってくるはず。なんか書いててもっかい試したくなってきたぞー。また近いうちにやる事にする。

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