Haim Shafir

Amigo

2〜5人
20分

バンジー

その起源はバヌアツ共和国のペンテコスト島で行われていた成人への儀式である「ナゴール」といわれている。バンジーはいまや、観光客が肝試しとして楽しむようになった。
一歩、前へ進むと、地上まっ逆さまに落ちていく。
その恐怖心はやったものでないと解らない。

プレイ感

miaとTAM家に行った時に、TAM嫁が赤ちゃんにミルクをあげる時間という事で間に合わせにTAMが出してきたのがこれ。3人プレイにて。


手番に、カードを1枚取り1枚捨てる。手札の合計を5以下にすれば、バンジーと宣言する。そうなると1巡周り、その間に他のプレイヤーもバンジー宣言出来れば宣言していい。最終的にバンジー宣言した中で、一番手札合計が少ないプレイヤーがそのラウンドを取る。他のプレイヤーは手札合計分、マイナスを記録する。これを何度か繰り返すだけの簡単ゲーム。


山札の下にランダムにラッキーカードを置く。このカードは今回は0として扱う。横に捨て札を重ねていき、一番上のカードを取って他の手札を捨てるという事をしてもいい。その場合は手順が異なる(後述)。またちらりと見える赤のカード(6)は手番をスキップさせる効果がある。

やってみると、なんとも言えない軽いプレイ感が心地よい。

「バンジー!!」

と叫ぶ。

TAM「またっすか!」

そう、何故か知らないが、やたらめったらバンジーが出来たのだ。

段々と調子乗ってきて

わし「バンジー!!」

と叫びながら、バンジージャンプの振りをする。

TAM「むっさむかつきますわ」

やってみて気づいたのは、数字の高いカードを皆が捨てるところだ。実は捨て札の山の1番上は、先に取ってから(別のカードを)捨てる事が出来る。
なぜこんな事をするかと言うと、同じ数字のカードは同時に捨てる事が出来るので手札枚数を減らす事が出来る。こうしないと5以下には出来ない。
つまり少々冒険をしても、8とか大きな数字を手元に残しておくと


こんな感じで最初は手札は5枚である。減らさない事には、バンジーは出来ないので、捨て札を取ってまとめ捨て戦術が必要なのだ。ちなみに枚数は数字によって違う。大きい数が多くなっている。

mia「じゃ、8捨てて」

わし「じゃ、8取って」

次ターンに

わし「8を3枚捨てて」

そして次ターンに「バンジー」だ。

他にバンジーカードというのもあり、こいつは基本は0点だが、バンジー出来なかった場合、マイナス10点となるカード。


キタ! あとは7を捨てれば「バンジー!」と叫べる。バンジー宣言出来ればこのバンジーカードは0になる。もちろん最後の最後、諦めて捨てる事も出来るが、手札に残してギャンブルを賭ける事も出来る。

最初のバンジーを宣言したプレイヤー以外のプレイヤーは、1度手番を行って5以下になったら即座にバンジーを宣言(最初のバンジーは手番の最初にしか出来ないので1ラウンド待たねばならない)出来るのだ。

こうして一番、合計が少ないプレイヤーがそのラウンドを取る。

点数は計算してないが、わしがぶっちぎりの勝利やったと思う。

所要時間20分

TAMのコメント

軽いプレイ感でなかなかいいですね。

ソマーリオ

なんだか妙に不思議な感覚がするが、ルールをよくよく調べてみるとラミージンラミーというトランプゲームに似ているようだ。

ジンラミーはやった事がないが、お金を賭けてやるタイプのゲームで、こちらもお菓子かなんかを賭けてやるとより楽しいと思う。ダイナマイトと同じようななんとも味のあるゲームとなっている。どうやらこの作者はこういう軽いプレイ感のゲームを得意とするようだ。

わざわざこれをやるためにどうのこうのというゲームではないが、ゲームの合間に軽くやってみたり、初心者とちょっと楽しんでみたりするのに最適であろう。

最近、ジンラミーをやってみた。ルールを読んだだけでは、バンジーとよく似ているので、プレイ感もよく似たものだと思っていたが、意外にもプレイ感はまったく違っており、バンジーがジンラミーを非常に軽快に遊べるようにチューンナップしたものであると解った。ジンラミーやんと思っていたので、売ろうとさえ思っていたが、とんでもない。バンジーがあればラミーをやる必要はどうも無さそうである。

なんか家族で軽くやるときにめっちゃ丁度良くて、評価をあげた。お手軽で楽しい。

gioco del mondo