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Rudiger Koltze
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Ravensburger
不二商
アークライト
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3〜5人
60分
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クーハンデル
amazonで購入
家畜カードをオークションや取引で集めよう!
1頭目が300なら2頭目はいくら? 3頭目は?
牝牛コンテスト1位のエルヴィラを競り落とすのは誰?
ボクは他の家畜を集めようかな……
オークションの裏ではひそかに家畜の取引も進行中。
おや、誰かが騙そうとしているぞ!
プレイ感
おそらくわしがドイツゲームの最初期に購入したゲームである。ひょっとしたら一番最初に買うたゲームかもしれん。わしの持ってるのは不二商が日本語版を手掛けてて一見すると、ドイツ語版だが、箱のところどころにラベンスバーガーとカタカナで書かれてたり、日本語説明書しかついていなかったりと、不完全日本語版である。
当時、有名なゲームだったが、露骨なやられた感があってあまり好きでなかったイメージがある。ほんまに久しぶりにやってみることにした。コタ9歳、miaとの3人プレイにて
各自指定のお金カードを貰う。中には0のカードもあり、これはブラフに使う。
手番は、山札からカードをめくり、競りにかけるか、自分と同じカードを持っているプレイヤーに対して交渉を行うかのどちらかをする。
このお金カードを使って競りを行う。0ははったりのカードだ。
競りにかける場合は、カードを1枚めくり、自分以外のプレイヤーが自由に競る。そして競り落とした金額をそのプレイヤーから貰う。そうそう、このゲーム、お釣りはないので、なければ余分に支払う必要がある。
その前に、自分が同額を競り落としたプレイヤーに支払うことで、そのカードを購入しても良い。
家畜カードは4枚ずつあり、4枚で初めて1セットとなる。セットにしないと得点にならず、カードに描かれている点数はあくまでセットの点数である。
序盤は山札からカードをめくり競るのがメインとなる。そうすると相手からお金を貰えるからだ。
相手に交渉する場合は、同じ家畜カードが持ち持ちのときに出来る。
お互いに、お金カードを差し出して、金額が多いプレイヤーが、指定した家畜カードをもらえる。
取られた方は、お金カードの差額で売ったことになるので、微妙な差だと安い金額で取られてしまう事になる。
こうしてすべての家畜カードがセットになったら終了。
家畜カードの点数を合計×集めたセット数が得点である。
あとロバがでたら、規定のお金カードが補充され、後半になると価格がインフレになる。
ロバがでたら、お金カードが毎回追加されるので、全体の場がインフレとなる。
最初は、交渉なんかせずに、ひたすら競りを行わせる。お金が入るので絶対にそうなる。
mia「値付けがわからん」
まあ、たしかに。点数とお金は当然、別軸なので、どれくらいつけたらいいのか見当つけにくい。
とりあえず、最低1枚は持っていないと、交渉する権利がなくなってしまうので、馬とか豚などの高得点カードは1枚は手に入れておきたい。
そうこうしてるうちに山札が終わった。ここからが本題である。実のところここまでくるのにすでに30分は使っている。
山札がなくなってからが本題。4枚集めないと意味がないため、相手のカードを指定して、交渉するのだ。
お互いにお金カードを握って出し合う。お金が高い方が競り勝ち、そのカードを手に入れる事ができる。お金カードはそのまま手札にする。つまり差額で購入したことになる。
そしてお互いに、入札しあってカードを手にしていくのだが、これがまた物凄く時間が掛かるのだ。
4枚目ならいざしらず、一旦、手にしたカードでも、次の交渉で簡単に奪われ、行ったり来たりするのだ。
mia「これ、終わんの?」
そこでもなんとか粘り強く、ゲームを続けて、ようやく馬のセットを組めた。
実はその前にコタに一発かましてやったのだ。
先に豚を交渉し、0のカードでお金をごっそりせしめた。
コタ「やられた」
で、その金で馬を一気に購入することに成功した。
肉を切らせて骨を断つ戦法だ。
最後はmiaに対してニワトリを全額わたして、セットにして終了。
お金カードは勝利点0なのだ。
結果、4セット組んだわしが圧勝した。
所要時間60分
最後は4セット揃えた。
ソマーリオ
これは、あかんわ。この程度のルールで60分つうたら、延々と続く気分になる。
しかも1枚1枚マジの競りやら、マジの交渉やらでうんざりする。ワンパターンで飽きてくるのだ。
交渉での入札ルールはおもしろいが、ものすごいやられた感があって、嫌なイメージを抱いてしまう。
ただこの部分のシステムは未だ色褪せない新しさがあるので、これをもっと短い時間でできるようになれば、面白いゲームができるだろう。負けた時の補償があれば良い。
良いところは、家畜の絵柄が可愛いところだけ。
古いからとは言わないが、上手くゲーム化できていないなというのが感想である。
面白いのではないかという期待がすっかり裏切られた。当時はともかく、今となってはかなりのクソゲーといえる。
と思ったら、Play:Game読むと世間の評価は意外と高いねんな。そしてアークライトが日本語版を出してるのに驚いてる。