ゲームは続けて2回しよう!


私のように月に2回くらいしかゲームが出来ないくせに、いっぱしの数を持っているゲーマーは数多いと思います。

現在、やったことのないゲームを数えてみると18個もありました。やってないゲームを減らさなければいけないなあと思いながら、昨日また、4個買ってしまってます。こうなるともう病気なんですが、すぐに絶版になるので目につけば購入に踏み切る、そういった人は多いと思います。

こういった自分の力(プレイする回数)以上のゲーム数を持つオーバーパワープレイヤーに陥りがちなのは、色々やりたいがために次から次へと新しいゲームを持ち出してしまう事です。折角こうして集まったのだから、数をこなしてやろうと、そんな感じです。

止まれ!

よく考えてください。負けると面白くないゲームで持ち主が負けた場合、それは二度と日の目を見ることがなくなる可能性が出てきます。奥深いゲームで、やりこめばやりこむ程楽しくなるタイプのゲームなどはその真の姿を知る事なく他のゲームの下敷きになって潰れかけになっている事でしょう。一度やったゲームをもう一度面白いかどうか確認する作業はとても気が重いのです。それをするくらいならやった事のないゲームをやるに決まっています。

これは非常に悪い傾向だと思います。私の環境の場合、全てのゲームオーナーは私なので、そのゲームが面白くないと判断してしまえば、その姿を二度と見ることはなくなります。死刑執行と同じ意味です。こういったゲームはたくさんあります。やった本人が言うのもなんですが、折角のゲームが台無しです。

そこで私は最近思いました。初めてのゲームは連続で2回やれ、と。つまらないと思ったゲームを連続で2回やるのは辛いかも知れません。時間が勿体無いかも知れません。しかし、そうする事によって、新たな一面が見えてくる事もあるのです。

実際にやってみてください。きっと思ったよりもさくさく進み、時間はそんなに感じないでしょう。それはプレイヤーが全員ルールを熟知し、やるべき事が解っているからです。ゲームの終着点を知っているからでもあります。(ランニングをしていたとしても、終着点を知っていればそれほどしんどくないですよね? ところが後ろからついていくだけのランニングはとてもしんどく感じるものです。それと同じ理屈です)また準備に時間の掛かるルール説明や駒の出し入れも短縮されるという事も見逃してはいけません。例え後日もう一度やる機会があったとしても再びインストのし直しをしなくてはならないですよね?

わざわざ箱を出して再びやる機会を持つのは大変な事です。だから、今、目の前にあるゲームをもう一度やるのです。ボードは広がっています。袋から駒は出ています。カードは目の前に山積みになっています。そうです、準備はほとんど整っているのです。少し駒の配置を変えてあげるだけですぐにスタート出来るのです。こんな美味しいチャンスは二度とないですよ。さあ、オークションに出す前にそのゲームに2度目のチャンスを与えてあげてください。執行猶予です。

とまあ、面白いと思ったゲームでさえ、次回登場するのは先の話になるオーバーパワーですから(私はカタンを初めてやったとき、なんて面白いゲームなんだと思いましたが、次にやるのはその7年後とは思いもよりませんでした)、さくさく進む2回目というのはとても大切なものになります。

連続で2回、これを義務づけましょう。一旦、別のゲームを挟んでから、なんていけません! 出し入れの時間が勿体無い。なんせやってないゲームは山積みなんですよ(笑)

gioco del mondo